5/21


成田を出発、ロサンゼルス経由でメキシコシティーに向かう。

18:15メキシコシティーに到着

空港内のホテルに泊まる。

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5/22

メキシコシティーからハバナに向け飛行機に乗る。

15:40ハバナに到着。

やっと目的地に着いた!!という感じだ

空港には大使館からの出迎えが来ていて、車でホテルに連れて行ってもらう。

今回のキューバでの公演は、カリブ地域最大の国際音楽祭・見本市であるCUBADISCO2005の一環でGalaCubaJaponを含む全3公演である。

アマデオロルダン劇場での開会式に出席後、宿泊先でもあるホテル・メリア・コイバでの大使館主催レセプションに参加する。

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5/23


今日はハードなスケジュールが組まれている。

午前9:00〜ラジオ出演
インタビューと生演奏による構成で約40分
キューバはセキュリティーが厳しく、ラジオ局の入り口では空港並みのチェックがあったが、局の中ではビデオも写真もOKだった。

10:00〜本日の公演会場パウラ教会でのリハ−サル

13:00〜今日2つ目のラジオ出演

15:00〜リハーサル

キューバは全体的に湿気が多く、ムシムシする感じだ。

19:00〜カリブ初の演奏だ!!なんかやっと演奏できるという感じ・・
現地のアーティストArsLongaがオープニングをつとめ会場は盛り上っている。

久仁子の箏ソロから始まり、尺八が加わる。そしてAKI&KUNIKOでの演奏。

今回はAKI&KUNIKOに尺八の杉沼左千雄さんが加わった特別ユニットで、プログラムの内容も多彩である。.

この日は、なんと箏の弦が切れた!!

アクシデントは好きだ!!

久仁子は全く動揺するそぶりもなくこの状況を楽しんでいる。

終わってみれば、スタンディングオベーション

それにしても暑く、炎天下の路上で演奏している気分だった。

公演終了後、ビールで打ち上げと行きたいところだったが、なんとこの後、明後日のGalaCubaJaponでのリハーサルが夜中まで続いた。

音楽監督のAdalbertAlvaresさんはキューバでは知らない人がいないくらい有名らしくリハーサル場所のスタジオは彼の自宅内にありその豪邸ぶりに驚嘆した。

彼は事前にAKI&KUNIKOCDを聞いていてビジョンを固めていたようだが、生で演奏を聞かせたところ大変気に入ってくれ、GalaCubaJaponでのオープニングを任せてくれることになった。

途中からキューバの女性パーカッショングループが絡んでくるという、とても刺激的なセッションにスタジオ内も燃えに燃えたが、眠気も負けじとおそってきた。


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5/24


午前10時、国立芸術学院でのワークショップ。この学校はキューバで最もレベルの高い芸術大学でエリート中のエリートが集まっている。

約70名の学生の熱い視線の中、1曲演奏した後、久仁子の箏、杉沼氏の尺八のレクチャーが始まる。

邦楽器への興味がすごい

これは、まずい!!ギターに興味を示してくれるだろうか?

いよいよ順番が廻ってきた。

まづは、チュ−ニングの解説、ギターを歌わす方法、ペンタトニックの演奏例などだんだん調子に乗ってきた。一番興味を示してくれたのは曲作りのしかたである。「HA」でのちょっとしたフレーズ解説と実演をする。

この後の質問コーナーでは、かなり高度な質問が飛び交った。

1人の生徒に自作曲をピアノで弾いてもらったが、かなりオリジナリティーに溢れそれはすごいものだった。

ワークショップだが、音楽で一つになった気分がした。なんかとても有意義な時間を過ごすことが出来た。

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5/25


今日は、GalaCubaJaponの本番である

17:00会場入り

会場はカール・マルクス劇場という約3000人収容の立派な劇場である。

各国から集まったミュージシャンでリハーサルは熱気に包まれている。

21:00開演

GalaCubaJapon開演のアナウンスと共に幕が上がり、超満員に膨れ上がった聴衆の拍手の中「HA」の演奏。

かっこいい!!

身震いするほどかっこいいスチュエーションだ。

途中からキューバの女性パーカッショングループが絡んでくる。

オープニングから初めて聞くAKIKUNIKOの音楽に、会場は熱狂的空気に包まれた。

各国からGalaCubaJaponに憧れ演奏しに来るミュージシャンが多いらしいが、キューバのサルサやJAZZ、そして聴衆たちのダンスをしながらの楽しみ方。やはり本当に素晴らしいフェスティバルでした。そしてここに参加できたのを嬉しく思います。

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5/26


今日は、ハバナ単独公演の会場となる、国立美術館ホールでの打ち合わせとリハーサルが行われた。
会場は300人収容のとても響きのいいホールで音にストレスがなく弾きやすく感じた。

明日のライブが楽しみだ。

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5/27


キューバでの最後のライブ、

会場の空調の調子ガ悪く、メチャ暑い!!

リハから汗が噴出してくる。

18:00開演

会場は熱気でさらに温度も上がり、まるでサウナ状態である。

汗が滝のように流れ、気が遠くなっていくようだ。

しかし、逆境を楽しむAKI&KUNIKOは燃えた!!

終わってみれば、スタンディングオベーション。

まるで、ジョギング後の爽快感が心地好く、早くビールが飲みたい!!

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5/28


今日は、今回のツアー初めてのオフ日。

スタッフと共に市内観光をする。

レストランで生演奏しているグループのギタリストに釘付けになる。

ギターを改造し、面白い調弦にして弾くその演奏は僕の心をとりこにした。

演奏後話しかけたところ、とても喜んで、チューニングや奏法を教えてくれた。

初めて、キューバの土の香りがした音楽を体験できた気がした。

夜は、大使主催の夕食会。

キューバ料理をご馳走になり最後のキューバの夜を楽しんだ。

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5/29


午前8:20 ハバナを発ちパナマシティーを経由して、ツアー2か国目のコスタリカに入る。

空港には大使館から出迎えがあり、ホテルに向かう。

チョッとした打ち合わせ後、会場の下見に行く。


5/30


明日行われるサンホセ公演の会場、北米文化センター内エウヘネ・オネイル劇場で、今日は音楽関係学生を対象にしたワークショップが行われる。

その前に、テレビの取材が2社入り、インタビューと生演奏を収録していった。

ワークショップは、やはり邦楽器への興味と、曲作りへの感心に集中し、かなりマニアックな質問が飛んだ。



ワークショップ後、もう一社、テレビ取材が入り、今日の仕事が終了した。

5/31


コスタリカでの、第一回目の公演。

今日から、プログラムにギターソロ「ハーベスト・ムーン」をくわえることにした。

箏ソロ、尺八ソロに続き、ギターの響きが心地好い。

ソロでも鳴り止まない拍手が嬉しく、続いてAKI&KUNIKOでの「OverTheTop」!!

メチャクチャ乗った!!

この頃から、自分達でも驚くくらいライブでの集中力が高まり、神がかり的な雰囲気さえある。

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実際、この後の全公演、会場の盛り上がりは異常なほどで、拍手や歓声でまるで地震が起こっているような・・ここまでの盛り上がりに、大使館の人や公演に関わった人たちも本当に驚いていた。

6/1


コスタリカでの、第二回目の公演。

会場はサンホセの国立講堂で、約600人収容の中ホールだ。

3:00に会場入り、リハーサル開始

20:00開演




コスタリカでの公演も、熱狂的空気の中、無事終了した。

6/2


早朝5:00ホテルロビーに集合

7:29サンホセを発ち、パナマシティーを経由して、ドミニカ共和国に向かう。

14:32 ドミニカ共和国のサントドミンゴに到着。

空港にはいつものように大使館の出迎えがきていた。

しかし、ここでは他とはちょっと違っていた。

税関を通らず、空港のVIPルームに連れて行ってもらい、ゆったりとしたソファーにドリンクサービス。

入国手続きは誰かがやってくれているようで、それが終わると、車が待っていた。

なんということだ。まるでELVISみたいだ!!

ドミニカの印象は、始めからめちゃいい!!

その後、カリブ海へ直行。

美しい!!

これがカリブか!!

考えてみると今まで、白い砂浜に一度も足を踏み入れてなかった。

ギンギンに冷えたビールを飲み、青い海、透き通った空、眩しい太陽、オーラ・・グラシヤス・・疲れが吹っ飛んだ!!

ホテルも最高!!ビバ・ドミニカ!!

6/3


am 8:00 テレビの生出演の為テレビ局のスタジオに向かう。

今日最初はドミニカで最も人気のある番組で、たっぷりと4曲生演奏させてもらった。

番組のスタッフたちも、予想外の激しい演奏にびっくりして、とても喜んでいた。

この後、まるで全盛期のピンクレディーのように、他のテレビ局での生出演の為、車を飛ばし、ついたら直ぐ生演奏。ここは国営テレビで、日本ではNHKといった感じのところらしい。ここでもスタッフから演奏後歓声や拍手が飛び交っていた。

午後、もう一社テレビ局に向かう。

ここは、日本ではフジテレビといった感じで、わき合いあいというか、若い空気が流れている。

ステージセットでの演奏。「TRUST」の生演奏。

夜は、大使公邸での夕食会に招待され、久しぶりの美味しい日本食をご馳走になる。

6/4


ドミニカでの最初の公演会場はサントドミンゴのマヌエル・ルエダ講堂。

19:00開場。昨日のテレビの反響もあり約700席の会場は立見が出るほどの超満員だ。

20:00公演スタート





地響きのような拍手、そしてアンコール・・・

公演後、舞台の袖で3人で抱き合い成功を祝った。

いよいよ、あと残るは1公演だ。

6/5


am 7:00サントドミンゴのホテルから車で約3時間、最後の公演先サンチアゴに向かい

会場の下見をする。

会場はシバオ劇場という約1600人収容の立派なホールである。

機材車がステージ横まで入れるのにはちょっとびっくりした。

今回のツアーを締めくくるのに相応しい最高のスチュエーションだ。


20:00、大使館関係者などのスピーチの後、いよいよ公演が始まる。

最終公演ということもあり、3人とも乗りまくった。






もちろん、地響きのような拍手、そしてアンコール、スタンディングオベーション。

最後は、会場のライトをつけてもらい、お客さんと一緒にこのツアーの成功を祝った。





どの会場でも、終演後は楽屋まで人が押しかけてきてサインをねだってくる。

まるでELVISだ。

スペイン語圏なので、まったくといって言葉が分からないが、相手の興奮の具合からその感動が伝わってくる。専属通訳は大忙しだ。

グラシアス!!!

6/6


サントドミンゴから経由地であるニューヨークへ旅立つ。

名残惜しい!!

この素晴らしい国ドミニカ共和国に再び来ると誓う。

さて、全公演を大成功におさめ、満足感に満たされた僕らは機上の人となる。

ニューヨークでは、偶然、レスポールの90歳のバースデイライブを見ることが出来、最高の夜を過ごした。

僕らにとって,まさに最高のプレゼントが最後に待っているとは・・・!!!





この日、別会場ではBBKINGが演奏していたそうだ.

ニューヨークはスゴイ!!

今度は,ここでもAKI&KUNIKOで来たいな〜!!!

6/7

am.10:10 
JAL047便で成田に向かう